About Agility・・・

アジリティーはイギリスで馬術競技を元に作られた犬の競技です。
ハードル、ロングジャンプ、トンネル、ソフトトンネル、壁障害、スラロームなどと呼ばれる いろいろの障害を決められた順番の通りにクリアしてタイムを測定します。
犬がスムーズに障害に向かわないときは拒絶となりバーを落としたりすれば失敗となります。
また、Aフレーム、ドッグウォーク、シーソーなどはコンタクト障害と呼ばれ、コンタクトゾーンを必ず踏まなければ失敗として 減点対象となります。
標準タイムを超えると超えた分に応じて減点され、制限時間を超えてもクリアできなければ失格となります。

犬は各障害を様々に配置されたコースを走り抜けます。
競技のときは、各種目の開始前に一定時間を見分時間とし、ハンドラーのみがリンクに入ってコースの確認を行います。
どこからどのように犬に指示を送り出すか、コース攻略を考える時間です。
最短の時間で正確に失敗なく走らせることができるよう、与えられた5〜10分くらいの時間内にコースに応じたハンドリングを 考えます。

出走はゼッケンの順番に従います。犬の体高によってスモール、ミディアム、ラージのクラスに分かれて競技を 行います。このクラス分けは開催する団体によって若干違いますが、FCIルールに従って開催していることが 多いので普段の練習もこの高さでやっておくといいでしょう。

障害の説明を少し・・・
AフレームはA文字の形の障害、高さはラージクラスで2メートル前後、二枚の板の交差角度は90度、スモールで120度。 スラロームは通常12本のバーを左右交互に通り抜ける障害。ドッグウォークは約30センチ幅の細い橋状の障害。 シーソーは文字通り子供の遊具のように動作する障害。ロングジャンプはラージでは120センチに及ぶ幅跳び、板の上を歩くいたり 斜めに飛びぬけたりしてはだめ。ハードトンネルは蛇腹状の中を通り抜ける障害。ソフトトンネルは布状のトンネルです。今はあまり 使用されていませんがテーブルといって上で5秒間停止しなければならないものもあります。タイヤは輪の中を跳びぬける 障害。レンガは先が見えないブロック状の障害です。もっとも基本的なものはハードルで、これは人間のハードルレースと 同じようなものです。これらはだいたい現在日本で一般的に使用されている障害ですが、他にもまだまだいろいろの障害 があります。

アジリティーは日本にやってきてまだまだ日が浅いスポーツ。
でも、あっという間に人気が高まりました。 犬を飼っているけど何か一緒にしたいなぁと思っている人がたくさんいたのだと思います。
そんなときアジリティーを知って、犬が楽しそうに走ってるのを見たら、きっと誰もがやってみたいと 思うでしょう。
それもただ暴走させるだけならすぐ飽きてしまったかもしれません。
コース順に走らせるという要素が犬と人間との関わり方に一定の方向性を与えてくれたから こんなに人気が出たのではないでしょうか。
ただ可愛いと飼っていた人が、犬ってこんなにも人間と意思が通じ合えるものなんだ、と改めて感動を覚える競技、 それがアジリティーなんですね。

この競技が初めて日本で紹介された頃、単なる服従の延長のように思われていました。
でも本当はスピード競技だったんです。脚側の延長でもできるのですが、それではよいタイムは出せません。
犬の意欲を大切にし、ハンドラーたる飼い主とのコンタクトがしっかりとれている犬を育てる。この点がアジリティードッグを 作る際に基本となります。

犬とハンドラーの間に固い絆がなければスピードを引き出し且つ正確にコントロールすることができないのです。
自分の犬が可愛いと思うとき、心の通い合いを私たちは求めます。アジリティーでコースをクリアできるということは その絆の証明なのです。これが犬を愛する人たちの間に急速にアジリティーが広まった要素だと思います。

ご一緒にアジリティーをしませんか。
この競技を楽しみましょう。ただ、現実には上達していくうちに勝ちに走り犬の気持ちを考えなくなる方も います。
そうならないよう、私たちがアジリティーを何故やりたいと思ったのか、最初の気持ちをずっと大切に忘れないように していただきたいと思います。
いつまでも楽しく。それが私たちの願いです。